ライアン・ウェザースはロサンゼルスのドジャースタジアムで行われたナショナルリーグ・ディビジョンシリーズの第一試合、サンディエゴ・パドレスの投手として 1.1イニング投球した。これで20歳の左腕投手ウェザースはポーストシーズンにメジャーリーグデビューを果たした史上二人目の投手となった。
史上初のポストシーズンでMLBデビューを果たしたのは23歳のシェイン・マックラーナハンで、ウェザースがデビューする前日にだった。
ロサンゼルス・ドジャースはサンディエゴ・パドレスを5対1で破り、ヤンキースはレイズを9対3で倒した。
U-18ワールドカップ 野球の未来のスーパースターが生まれる場所
ウェザースはアメリカ代表としてWBSC U-18野球ワールドカップ2017 in サンダーベイ(カナダ)で優勝した。彼はラウンドロビンの第2試合で日本を封じ、7回投球でわずか1安打のみを許した。
スーパーラウンドでの韓国との試合では 2.2イニング投球し勝利をマークした。
ウェザースは大会終了後、生まれ故郷のテネシーのロレット高校に戻り最終学年を終わらせた。10勝0敗、76イニング投球148奪三振で国内の年間野球選手に表彰されている。彼の防御率は驚異の0.09。
左腕のウェザースはヴァンダービルト大学の奨学金を考えていたが、サンディエゴ・パドレスが2018年MLBドラフト会議で全体7位に指名された。ウェザースは2018年7月1日520万ドルで契約した。
U-18野球ワールドカップならびにその大陸予選からは、日本のダルビッシュ有、大谷翔平、韓国の秋信守、キューバのヤシエル・プイグ、アロルディス・チャップマン、アメリカ代表としてU-18に出場したクレートン・カーショウ、ブライス・ハーパー、フランシスコ・リンドール、マニー・マチャド、バスター・ポージーなど野球界のスターが生まれている。